たまった疲れや消えない不安感を、漢方薬で解消する方法

溜まる疲れと不安感を解消したい疲れ・ストレス

記事監修

+kampo(プラス漢方) 笹森有起
オフィス薬局 管理薬剤師

数年のコロナ禍を経て、新しい生活様式からコロナ前の生活へと戻っている部分もありますね。

いろいろと変わる日常生活で落ち着かず、また、疲れが溜まったり不安を感じている人もいると思います。

で溜まった疲れや消えない不安感の解消方法についてご紹介します。

コロナ禍で溜まった疲れや不安感

溜まる疲れと不安感を解消したい

コロナ禍で生活習慣が変化してから数年、気づかない内に疲れが溜まっていたり、ふとした時に不安を感じてしまう「コロナ疲れ」が増えているようです。

コロナ疲れはどういう疲れ?

内閣府によるとコロナ疲れの定義はなく、外出時にマスクをつけることや、外出自粛を続けること、飲食店の時短営業による不便さを我慢することなどが想定されるといいます。

新型コロナウイルスによる様々な制約を受けることのストレスで、精神的に参ってしまう状態、新型コロナウイルス感染の猛威の中、先の見えない不安と休職による経済的な圧迫、自粛要請によるストレスなどが原因となり、イライラが収まらない、夜寝られないなどの症状が現れる心の不調のことを指すようです。
引用元:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

マスク着用や在宅ワークにも慣れたし、不便さを少し我慢するくらい大したことが無いと思っても、気づかないうちにストレスが貯まっている人もいるかもしれません。

コロナ禍に募る不安感

在宅ワークに慣れてきたことで、取引先の人と直接対面すると余計に疲れるようになったり、仕事中いきなり不安になって集中できないなど、ふとした時に心の不調を感じていませんか?

コロナ禍で生活習慣が変化したことによって、家庭と仕事の両立がプレッシャーになり、ストレスと不安で参ってしまう人もいるでしょう。ひどいときは夜寝付きが悪くなったり、動悸・息切れの症状が出ることも。

コロナ疲れは心の疲れ。放っておくと心身に悪影響を及ぼします。早めに対処したいですね。

溜まった疲れや不安感を解消する方法

溜まる疲れと不安感を解消したい

コロナ疲れで募る不安感を少しでも解消するために、今日からできるセルフケアをご紹介します。

規則正しい生活を心がけよう

不安感を解消するためには、規則正しい生活を送ることが大切です。

一日三食きちんと食べて、なるべく早寝早起きをすることで、体のリズムを整えることができます。体の調子が整うと、もやもやした不安感が改善されるでしょう。

きちんと休息をとり、栄養バランスの整った食事を摂りましょう。

適度な運動で身体を動かそう

不安な気持ちになると、思考がネガティブになりがちです。そんなときは身体を動かしましょう。

適度な運動はメンタルに良い影響を与えます。運動をすることで、気分がスッキリしたり、気持ちが前向きになります。心を安定させるホルモンであるセロトニンやエンドルフィンが分泌され、精神の安定や安心感、リラックス効果や感情を落ち着かせる効果が期待できます。

また日中身体を疲れさせることで、良い睡眠にもつながります。

まずは近所に散歩したり、ストレッチやヨガなどから始めてみませんか?

不安感と向き合い、共有しよう

不安感が募るときは気持ちを内に閉じ込めず、その時の気分をノートに書き出してみましょう。紙に書くことで心の不調と向き合い、客観的に見ることができます。

また、コロナ疲れで不安感が募っている人は周りにも多いはず。家族や友人に胸の内を共有することで心の負担が軽くなるでしょう。

不安感の解消におすすめの漢方薬:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

不安感を解消するには漢方薬もおすすめです。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、不安神経症や不安感などの解消に効果的な漢方薬。気分がふさいで喉に異物がへばりついたような違和感がある時、喉が詰まったような感じがある時に特に効果的です。

精神的な不安や緊張が原因の胃腸不調や神経性胃炎にも効果あり、心身両面に働きかける効果が期待できる生薬が配合されています。

【配合生薬】
半夏(ハンゲ)、茯苓(ブクリョウ)、厚朴(コウボク)、蘇葉(ソヨウ)、生姜(ショウキョウ)

まとめ

コロナ禍で溜まった疲れと消えない不安感を解消する方法について紹介しました。

多くの人が悩むコロナ疲れ。無理をせず軽い運動をしたり気の合う友達に話をきいてもらうなど、できるところから心身をいたわってあげることが大切です。

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