もう肌荒れに悩まない!スキンケアと疲労回復の関係を解説

疲労回復

仕事や家事が忙しくて毎日を過ごしていると、

「なんだかメイクのりがよくないな」
「肌の質感が悪くなっている気がする」

肌コンディションに悩の悩みが出てきませんか?

特に女性にとって肌荒れは大敵。
食べ物や睡眠など、生活習慣の積み重ねが肌の状態に直結してしまいます。

また慢性的な疲労も、肌荒れの大きな理由に。

体や肌の疲れは血行不良や自律神経のバランスを崩し、肌の不調に繋がります。
肌を整えるためにも疲労回復は大切!

今回の記事では、皮膚科からの処方に豊富な経験を持つ薬剤師が以下について解説します。

  • 疲労が肌荒れを引き起こす理由
  • 肌荒れの原因になる疲れの元は季節によって変化する
  • 3つのポイントを押さえた疲労ケアで肌荒れ対策

体にたまってしまった疲労をすっきりさせて、肌の悩みも解決しましょう!

 

肌荒れの大きな原因は疲労!

肌荒れの原因は疲労健康的な肌とは一般的に、キメが整ってうるおいが保たれている肌を指します。
一方で肌荒れは肌のなめらかさが失われ、乾燥やにきびなどの皮膚トラブルが現れている状態です。

なぜ疲労で肌荒れが起こるのでしょうか。
疲労が肌荒れを引き起こすメカニズムを見ていきましょう。

慢性的な疲れでビタミン不足!肌荒れと疲労の深い関係

健康な肌を保つためには、栄養分をしっかりと体に取り込むことが大切です。

きれいな皮膚を作るためには特にビタミンが不可欠。
皮膚に必要なビタミンには次のものがあります。[1]

ビタミンA
  • 肌や粘膜にうるおいを与える
ビタミンB2
  • 皮膚を健康に保つ
  • 肌のターンオーバーに必要
ビタミンB6
  • たんぱく質の合成・分解
  • ハリやうるおいのある肌を作る
ビタミンC
  • 肌にハリを与えるコラーゲンの合成に必要
  • しみやそばかすに関わるメラニン色素の生成を抑える
ビタミンE
  • 抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ

健康な皮膚の維持には上記のビタミンのほか、たんぱく質や脂質、ミネラルのバランスが重要です。

疲労やストレスがたまるとビタミン不足におちいりやすくなり、肌にも悪影響が出てしまいます。

  • 疲れがたまって消化・吸収が低下すると、栄養素を十分に取り込めなくなる。
  • ストレスを感じた時に分泌されるホルモンの合成でビタミンCとビタミンB群を消耗。

さらに、疲れが緩和されないと肌の新陳代謝を悪化させる原因にもつながります。

ビタミンなど疲労回復に効果的な栄養素については、こちらの記事を確認してください。

薬剤師が解説!疲労回復に必要な栄養素は?

たまった疲労は肌のターンオーバーの乱れにつながる

肌は表皮、真皮そして皮下組織の三層構造からなっています。[2]
また、表皮を構成しているのは、角質層、顆粒層、有刺層そして基底層の四層です。

もっとも真皮に近い基底層は毛細血管から栄養を受け取り、新しい皮膚細胞を作ります。

基底層で作られた皮膚細胞は、成熟しながらおよそ28日かけて角質層まで移動。

新しい皮膚細胞ができて、角質層まで移動するサイクルが「肌のターンオーバー」です。
肌のターンオーバーターンオーバーは早すぎても遅すぎても、肌荒れの原因です。

ターンオーバーの周期
短い バリア機能の未熟な皮膚細胞が表面に出てくる
長い 表面に老化した皮膚細胞がいつまでも残る

疲労がたまると成長ホルモンの分泌が抑えられたり、女性ホルモンのバランスが崩れる原因に繋がったりします。

疲労から肌のターンオーバーの周期が乱れる結果に。
肌のターンオーバーを正常に保つためにも、ぜひ疲労はためずにこまめに解消していきましょう。

肌荒れにつながる疲労の原因は、季節によって変わる

疲労の原因は季節によって変わる皮膚細胞そのものへの刺激も疲労となり肌荒れを引き起こします。

体のもっとも外側に存在する皮膚細胞は、季節によって移り変わるさまざまな刺激に直接さらされることに。 
それぞれの時期にどのような、肌への疲労原因があるか見てみましょう。

肌のバリア機能を低下させる冬の乾燥

冬の乾燥した空気は肌表面の水分を奪い、皮脂と水分のバランスを崩します。
すると皮膚のバリア機能が低下し、肌荒れにつながります。

肌が乾燥すると水分を補いたくなりますが、大切なのは水分が空気中へ逃げるのを抑える保湿剤。
ヘパリン類似物質や尿素が含まれた軟膏やクリーム、ローションの使用がおすすめです。

乾燥肌が進んでかゆみや痛みが現れた場合はセルフケアではなく、皮膚科で専門医に相談しましょう。

紫外線は体だけでなく皮膚細胞も疲れさせる

紫外線は体と肌に疲労を与え、相乗効果で肌荒れを悪化。

強い紫外線を浴びるとサンバーンと呼ばれるひりひりとした炎症性の日焼けが起こります。

また紫外線から皮膚を守るためにメラニン色素がたくさん作られ、数日~数か月皮膚に沈着します。
これがサンタンと呼ばれる日焼けです。

紫外線による障害

引用 環境省 紫外線による健康被害より

また、紫外線は真皮層に届くと皮膚細胞を傷つけます。[3]

真皮層に届いた紫外線は、コラーゲンの弾力をなくしシワやたるみの原因に。
お年寄りに多い顔や手の甲のシワは、加齢による老化と思われがちですが、実は紫外線による光老化です。

紫外線から肌を守るためには日焼け止めクリームが欠かせません。
毎朝十分な量をしっかりと塗りましょう。

さらに近年、紫外線は日焼けを引き起こすだけではなく、目からも侵入して疲労感を引き起こすことが分かってきました。[4]

紫外線による体の疲労を予防するためにはサングラスが有効です。

健康な肌のためにも、紫外線による体と肌の疲労を予防しましょう!

疲労がたまりやすい季節の変わり目は肌荒れにも要注意

季節の変わり目は温度や湿度が大きく変化するため、肌への負担も増加。

また1日の気温差も激しく、体調を崩して疲労がたまりやすくなります。

疲労がたまるとホルモンバランスが崩れ、さらに肌荒れを加速させてしまいます。

ゆっくりお風呂に入るなど体のケアを入念におこなって、こまめに疲労を取り除きましょう。

疲労回復に効果的な入浴のコツについては、こちらの記事で解説しています。
今夜からはじめよう!疲労回復に効果的3つの入浴方法のコツ

肌荒れに負けないために。疲労を解消する3つのポイント

肌荒れの予防には、まず疲労をためないことが重要。

慢性的な疲労の対策には、食事・睡眠・運動を適切にとることが大切です。

ここでは疲労を解消する3つのポイントを紹介します。

①ビタミンやミネラルのバランスが整った食事

元気な肌のためには、ビタミンやミネラルをしっかり体に取り込みましょう。
特に美肌のビタミンと呼ばれるビタミンB2、B6、Cは積極的にチャージしたいですね。

ビタミンB2、B6、Cは水に溶ける水溶性ビタミンです。
摂りだめはできないので毎日補給しましょう。

また、ビタミンB2が不足するとビタミンB6がうまく働けなくなるなど、ビタミン同士のバランスも大切。
もし食事でのビタミン補給が足りないようならば、複合的にビタミンB群を含むマルチビタミンなどがおすすめです。

疲労回復に効果的な栄養素についての記事はこちらをチェックしてください。
薬剤師が解説!疲労回復に必要な栄養素は?

②睡眠でしっかりと疲労回復

睡眠をしっかりとって、疲労を翌日まで残さないようにしましょう。

眠っている間に分泌される成長ホルモンは細胞の修復をサポート。
成長ホルモンは入眠後すぐに訪れる、徐波睡眠と呼ばれる深い眠りの際に分泌されます。[5]

ぐっすりと眠ることで疲労が回復し、翌朝の肌にも嬉しい作用が。
加齢とともに徐波睡眠は減っていくため、睡眠の環境を整えて眠りの質を高めましょう。

自律神経を整えてぐっすりと眠る方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
自律神経と睡眠をつなぐ深い関係、眠りの質を高める5つの秘訣

③運動で健康な肌に

健やかな肌のために忘れてはいけないのが適度な運動。
運動でストレスを和らげ、疲労感を解消しましょう。

運動で血行が良くなると肌のターンオーバーの正常化にも効果的!

また、強度の高い運動は成長ホルモンの分泌を促し、運動後の血中濃度は通常時のおよそ200倍になります。[6]

成長ホルモンと運動

引用 Rapid increase in plasma growth hormone after low-intensity resistance exercise with vascular occlusion.J Appl Physiol 88: 61-65. 2000.より

成長ホルモンの分泌には、加圧トレーニングや筋力トレーニングなどの無酸素運動がぴったり。
健康な肌作りのためにも、運動習慣をつけるのはいかがでしょうか。

疲労をすっきり解消して、肌荒れしないごきげんな毎日を

今回の記事では以下についてお伝えしました。

  • 疲れがたまるとビタミン不足になりやすく肌荒れの原因に
  • 慢性的な疲労で肌のターンオーバーが乱れる
  • 乾燥する時期はヘパリン類似物質や尿素の入った保湿剤を使用
  • 紫外線は皮膚細胞を傷つけ、シワやたるみを引き起こす
  • 季節の変わり目はぐっすり眠って疲労回復

体や肌の疲労を解消して、肌荒れに悩まない日々を過ごしましょう!

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【参照】

[1]日本ニュートリション協会 サプリメントアドバイザー養成講座 ビタミン・ミネラル編

[2]北海道大学大学院医学研究院医学部皮膚科 皮膚の構造と機能

[3]環境省 紫外線による健康被害

[4]タケダ健康サイト 真夏でなくても油断禁物!紫外線と「疲れ」の意外な関係

[5]厚生労働省 e-ヘルスネット ノンレム睡眠

[6]Takarada Y. J Appl Physiol 88: 61-65. 2000.

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