なんとなく気分が塞ぐ方には香蘇散がおすすめ

なんとなく気分が塞ぐ方には香蘇散がおすすめ 漢方(kampo)

監修

+kampo
薬剤師 笹森有起

編集

医療ライター
薬剤師 森本夏子

「最近、なんだか気持ちが晴れない」
ゆううつな気持ちが続く場合、香蘇散(コウソサン)を試してみるのはいかがでしょうか。

香蘇散は体力のない人が風邪の引きはじめに飲むお薬。
「心の風邪」とも呼ばれる軽いうつ症状にも使用されます。

実は身近な生薬からできている香蘇散についてみてみましょう。

うつ病の発症者は年々増えている

うつ病の発症者は年々増え、平成29年におけるうつ病の受診者数は127万にのぼりました。[1]

現代のストレス社会や、いままで受診していなかった人が病院で診断されるようになったことが理由とされています。

うつ病の初期症状については「うつ病のサインを見逃さないためのポイントを解説」で紹介しているので参考にしてください。

軽いうつ症状の場合は、香蘇散などの漢方でセルフケアするのも有効です。

ただし、生活に支障がでるほどのゆううつな気分は、うつ病の可能性があるので専門医を受診しましょう。

心をおだやかにする香りの漢方・香蘇散

香蘇散は香附子(コウブシ)と蘇葉(ソヨウ)を主成分としています。[2]

香附子(コウブシ) 気を巡らせ機能を正す
蘇葉(ソヨウ) 気を巡らせ機能を正す
陳皮(チンピ) 気を巡らせる
甘草(カンゾウ) バランスを整える
生姜(ショウキョウ) 気を巡らせる

蘇葉=シソの葉や、陳皮=ミカンの皮など親しみのある生薬が入っています。

香蘇散は香りの良い5つの生薬で構成された、香り高い漢方です。

落ち込んだ気持ちを香蘇散はケア

香蘇散の効能効果は次の通りです。[3]

胃腸虚弱で神経質な人の次の症状 風邪の初期

参照元:ツムラ香蘇散添付文書

東洋医学では「気・血・水」の流れが滞ると体に悪影響が出ると考えられています。
中でも、「気」は自律神経の働きに近い性質です。

香蘇散は気の流れを良くすることで、うつ症状や体のだるさなどを改善します。

気持ちがすっきりしない時のセルフケアについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。
関連記事>> 気が乗らない時に試したい!モヤモヤを解消させる対処法7選

香りのよい香蘇散で心の落ち込みを解消

香蘇散について解説しました。

一般的に漢方は香りを嗅ぎながら服用すると、より効果的であるといわれています。

香蘇散のすっきりとした香りで、よどんだ気持ちをケアしましょう。

 

【参照】
[1]厚生労働省 患者調査 平成29年 患者調査の概況
[2]漢方のツムラ 香蘇散
[3]独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ツムラ香蘇散エキス顆粒

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