あがり症の方は柴胡加竜骨牡蛎湯を試してみよう

あがり症の方は柴胡加竜骨牡蛎湯を試してみよう 漢方(kampo)

監修

+kampo
薬剤師 笹森有起

編集

医療ライター
薬剤師 森本夏子

「営業先へのプレゼンで緊張して、実力を出し切れない」

人前に出ると心臓がドキドキし、手足や声が震えてしまうとお悩みではないですか?

柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)は、あがり症の改善に効果的。

実力をしっかり出し切るためにも、ぜひチェックしておきたい漢方です。

なぜ人前に出ると手足が震えるのか?

あがり症は一般的な呼び方で、医学的には「社交不安障害(SAD)」の中の「パフォーマンス限局型 社交不安症」に分類されます。[1]

人前に出て極度に緊張すると、交感神経が過剰に興奮し、神経伝達物質であるノルアドレナリンの分泌が増加。

ノルアドレナリンの作用によって、手足の震えや動悸(どうき)などさまざまな症状が現れます。

あがり症の症状を和らげるためには、自律神経を落ち着かせることが大切です。

柴胡加竜骨牡蠣湯は、10種類の生薬の組み合わせで自律神経を整えます。

柴胡加竜骨牡蛎湯を選ぶときのポイント

柴胡加竜骨牡蠣湯には、次の生薬が配合されています。[2]

効果と一緒にみていきましょう。

柴胡(サイコ) 肝を整える
半夏(ハンゲ) 胃腸の動きをよくする
桂皮(ケイヒ) 気を巡らせ温める
茯苓(ブクリョウ) 神経を落ち着かせる
黄芩(オウゴン) 肝を整える
大棗(タイソウ) 気を補い胃腸の働きを助ける
人参(ニンジン) 気を補い胃腸の働きを助ける
牡蛎(ボレイ) 神経を落ち着かせる
竜骨(リュウコツ) 神経を落ち着かせる
生姜(ショウキョウ) 胃腸の動きをよくする

名前の通り、竜骨=哺乳類の骨の化石や、牡蛎=カキの殻という動物性生薬が含まれているのが特徴です。

製薬会社によっては上の10種類の生薬に加えて、大黄(ダイオウ)を含むものもあります。

例えば、クラシエの製品には大黄が含まれますが、ツムラの製品には大黄が含まれていません。
大黄は便通をよくする作用があるので、自分の体質や症状に合わせて製品を選びましょう。

柴胡加竜骨牡蛎湯で緊張を和らげる

柴胡加竜骨牡蠣湯の効能効果は次の通りです。[3]

比較的体力がある人の次の症状
  • 神経性心悸亢進症
  • 神経衰弱症
  • ヒステリー
  • 高血圧に伴う不眠

参照:ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯添付文書

あがり症の人は、また人前に出た時に失敗するのではないかと、想像するだけで不安になります。

あがり症を克服するには、この悪循環から抜け出すことが大切。
柴胡加竜骨牡蠣湯には気の巡りを良くし、気持ちを落ち着かせる生薬が含まれています。

普段の生活で自律神経を整える方法については、こちらの記事で解説しています。
関連記事>> 自律神経を整えて「健やかな自分」になれるライフスタイル

即効性のある漢方をチョイスして心を整えよう

今回の記事では柴胡加竜骨牡蠣湯を紹介しました。

プレゼンや発表の際にあがってしまうという方は試してみてはいかがでしょうか。
心を整えたい時に即効性のある漢方なのでおすすめです。

毎日の習慣に自分に合った漢方をプラスして、いきいきとした毎日を楽しみましょう。

 

 

【参照】
[1]一般社団法人あがり症克服協会
[2]漢方のツムラ 柴胡加竜骨牡蠣湯
[3]独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒

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